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2024年5月5日ニューヨークの暮らし・生活 / ニューヨーク豆知識授乳時における日本とアメリカの違いについて詳しく解説します。この記事では、授乳の選択と支援、授乳の環境と文化、そしてニューヨーク州、ニューヨーク市の子育て情報について詳しく見ていきます。 もくじ 授乳の選択と支援 ▶︎ 授乳の環境と文化 ▶︎ ニューヨーク子育て情報 ▶︎ 授乳の選択と支援 日本とアメリカの母乳育児の選択率 日本でもアメリカでも、母乳育児を選択される方は多い。しかし、その背景にはそれぞれの国の文化や社会環境が大きく影響しています。日本では、妊娠中に、「ぜひ母乳で育てたいと思った」と回答した方の割合は43.0%、「母乳が出れば母乳で育てたいと思った」と回答した方の割合は50.4%であり、合計すると9割を超えています。一方、アメリカでは、近年母乳の効果が見直され、政府や医師は母乳育児を推奨しています。2011年から2015年にかけて、出産時の母乳育児の開始率は約83%と高い割合でした。 母乳育児の利点は数多く報告されており、乳児の健康面だけでなく、母親の健康面でも様々な恩恵があるとされています。例えば乳児では、母乳には病原体から守る抗体が含まれているため感染症リスクが低下し、また肥満や生活習慣病のリスクも低くなると言われています。一方、母親側では、母乳育児で基礎代謝が高まるためダイエット効果があり、また乳がんなどのがんリスクが低下する可能性も指摘されています。このような利点が広く知られるようになり、両国とも母乳育児を選択する割合が高まってきたと考えられます。 母乳育児の指導とサポート 日本では母乳育児についても助産師さんが教えてくれますが、アメリカではラクテーションコンサルタント(Lactation consultant)という母乳育児の専門家が指導してくれます。この専門家は、授乳時の痛みや赤ちゃんの体重の増えないなど授乳関連の悩みがあれば相談することができます。アメリカでは多くの病院が授乳支援プログラムを用意しており、退院後もラクテーションコンサルタントによる個別指導を受けられる体制があります。 日本でも最近は、病院や助産所などで母乳外来を設けて専門のスタッフが相談に乗ってくれる場所が増えてきました。さらに母乳育児を支援する専門家の育成にも力を入れ始めており、国際的な資格であるIBCLCの資格を持つ母乳育児専門家も徐々に増加しつつあります。母乳育児を希望する母親が、安心して授乳できるような支援体制が整備されてきていることは両国に共通する動きだと言えます。 日本とアメリカの母乳育児の選択率の違い 日本とアメリカの母乳育児の選択率の違いは、それぞれの国の文化や社会環境の違いから来ています。日本では、妊娠中に、「ぜひ母乳で育てたいと思った」と回答した方の割合は43.0%、「母乳が出れば母乳で育てたいと思った」と回答した方の割合は50.4%であり、合計すると9割を超えています。一方、アメリカでは、近年母乳の効果が見直され、政府や医師は母乳育児を推奨しています。2011年から2015年にかけて、出産時の母乳育児の開始率は約83%と高い割合でしたが、その後6ヶ月までの完全母乳育児率は24.9%と低下しています。 このように、アメリカでは出産直後は母乳育児を始める割合が高いものの、しばらくするとミルク離れが進む傾向にあります。その背景には、働く母親が多く、産休や育休制度が不十分であることから、早期に離職または仕事復帰をせざるを得ない環境があるためだと考えられています。授乳しながらの仕事と育児の両立が難しいことが、完全母乳育児の継続を阻む一因になっているようです。一方の日本では、産休や育休制度が比較的整備されており、長期の母乳育児を続けやすい環境があることが、選択率の違いにつながっていると言えるでしょう。 授乳の選択と支援のまとめ 日本とアメリカでは、母乳育児の選択率やその背景、母乳育児の指導とサポートには大きな違いがあります。これらの違いを理解することで、それぞれの国の母乳育児の現状をより深く理解することができます。特にアメリカでは、出産時の母乳育児開始率は高いものの、その後の継続率が低下する傾向にあり、母乳育児を支援する体制づくりがさらに必要とされています。 この継続率の低下には、産後の母親の就労環境が大きく影響していると考えられています。アメリカでは産休や育休制度が不十分なことが多く、早期の職場復帰を余儀なくされる母親が多数いるためです。そのため、継続的な母乳育児が難しくなってしまうケースが後を絶ちません。一方の日本では比較的長期の育休が取れる制度が整っているため、仕事と母乳育児の両立がしやすい環境が整っていると言えるでしょう。企業による母性支援の制度の有無が、両国の母乳育児継続率の開きに大きく影響していると考えられます。 また、出産前からの母乳育児に対する意識の違いも、選択率の開きに影響を与えていると指摘されています。日本の妊婦は9割以上が母乳育児を希望していますが、アメリカでは出産前の母乳育児希望率はそれほど高くはありません。このように文化的背景の違いが、出産前からの母乳育児への意識の差となって表れ、結果的に母乳育児の選択率にもつながっていると考えられています。 母乳育児への意識の違いは、母親だけでなく、社会全体の意識の違いが影響していると言えます。日本では古くから母乳育児が一般的に行われてきた歴史があり、公共の場所での授乳にも抵抗感が少ないのが実情です。一方のアメリカでは、そうした歴史的背景が浅く、母乳育児や公共場所での授乳に対して批判的な見方が根強く残っていました。しかし近年、母乳育児の利点が見直されるに従い、政府による支援体制の整備や、メディアでの母乳育児のポジティブな取り上げ、有名人の母乳育児実践の公表などを通じて、徐々に社会の理解が進んできています。 母乳育児に対する社会の理解が進めば、個々の母親の意識も自然と高まっていくはずです。母乳育児の継続には、母親個人の努力だけでなく、社会全体で支える環境づくりが不可欠です。母性を尊重し、母子の健康を何より優先する意識改革が、今後の喫緊の課題と言えるでしょう。企業による母性支援制度の充実と併せ、ワーキングマザーでも安心して母乳育児を続けられるような環境整備が進められることが求められています。 母乳育児支援の取り組みは、母子の健康はもちろん、ひいては次世代を担う子どもたちの健全な育ちにもつながります。母乳育児の推進は、社会全体の大きな責務であり、持続可能な社会の実現にも資するものだと言えるでしょう。母乳育児をめぐる日米の違いは、単に文化の違いにとどまらず、次世代育成に向けた社会づくりの在り方に関わる重要な課題だと考えられます。 一方で両国とも、母乳育児を推進する機運が高まっており、専門家による指導体制の整備が進められてきました。今後は母乳育児を継続しやすい社会環境の実現が、さらなる課題となることでしょう。この点に関連して、母親が職場復帰後も継続的な母乳育児ができる環境整備が重要であることが、世界保健機関(WHO)の報告書でも指摘されています。 WHO報告書を見る ※外部サイトへのリンク 授乳の環境と文化 承知しました。続けて肉付けした内容をアウトプットします。 日本とアメリカの授乳環境 日本では、公共の場所で母乳をあげることが社会的に受け入れられており、授乳室や授乳のためのアイテムが充実しています。例えば、百貨店や商業施設の授乳室、公園やレストランの授乳スペースなどが整備されています。また、授乳ケープやおくるみなどのアイテムも充実しており、外出先でもプライバシーを守りながら授乳できる環境が整っています。さらに最近では、授乳服や母乳パッドなど、母乳育児をサポートする専用の衣類やグッズも多数市販されるようになり、選択肢が広がってきました。 一方、アメリカでは、人前で母乳を与えること問題視する風潮があり、母乳育児を原始的な行動と捉える人や、授乳している姿がセクシャルな印象を与えたりして、周囲の人が不愉快な思いをするという考えを持つ人もいます。しかし、ここ数年の母乳育児推進運動の影響で、公共の場での授乳に対する理解は広がりつつあります。各州で公共の場所での授乳を合法化する法律が次々と制定されるなど、母乳育児を守る動きが広がっています。 日本とアメリカの授乳文化 日本では、江戸時代の頃にはすでに人前や外出先で母乳を与えることがごく普通のこととして行われており、公共の場での授乳が社会的に受け入れられていました。しかし、明治時代以降は西洋からの目を気にして「裸体禁止令」という法律が東京で施行されるなどして、人前で母乳を与えることに対する日本人の意識は変わっていきました。その後、戦後の混乱期を経て、1950年代以降は人工栄養が流行しましたが、1970年代に入ると再び母乳育児の重要性が見直されるようになりました。現代では母乳育児が当たり前に行われており、公共の場所での授乳も違和感なく受け入れられています。 一方、アメリカでは公共の場での母乳を与える歴史が浅いこともあり、授乳の仕方を巡ってトラブルや議論も起きているようです。しかし近年、母乳育児を支持する動きが広がっています。メディアでのポジティブな取り上げや、有名人の母乳育児実践の公表なども影響し、母乳育児に対する理解が深まりつつあります。また、企業による母乳育児支援の取り組みも進んできており、例えば職場に搾乳室を設置したり、休憩時間に搾乳できる環境を整備したりする動きが出てきています。 日本とアメリカの授乳環境と文化の違い 日本とアメリカでは、授乳の環境と文化に大きな違いがあります。日本では、公共の場所で母乳をあげることが社会的に受け入れられており、授乳室や授乳のためのアイテムが充実しています。一方、アメリカでは、人前で母乳を与えること問題視する風潮があり、母乳育児を原始的な行動と捉える人や、授乳している姿がセクシャルな印象を与えたりして、周囲の人が不愉快な思いをするという考えを持つ人もいます。しかし近年、両国とも母乳育児を推進する動きが強まっており、授乳に対する社会の理解は徐々に進んでいます。 特に日本では、長い歴史の中で一時的な禁止措置はあったものの、基本的に公共の場での授乳が受け入れられてきました。アメリカの方が、そうした歴史的背景が浅く、人前での授乳に対する批判的な見方が根強くありました。しかしながら、最近では母乳育児の重要性が再認識され、法的な保護や企業による支援体制の整備なども進んできており、徐々に社会の理解が広がりつつあります。 授乳の環境と文化のまとめ 日本とアメリカでは、授乳の環境と文化に大きな違いがあります。これらの違いを理解することで、それぞれの国の授乳の環境と文化をより深く理解することができます。日本では長い歴史の中で、一時的な禁止措置はあったものの、基本的に公共の場での授乳が受け入れられてきました。一方アメリカでは、そうした歴史的背景が浅く、人前での授乳に対する批判的な見方が根強くありました。しかし近年、母乳育児の重要性が再認識され、両国とも授乳に対する理解が広がりつつあり、その環境整備が進められています。今後は母乳育児を社会全体で支援していく意識がさらに求められることでしょう。 ニューヨーク子育て情報 承知しました。続けてアウトプットします。 ニューヨークの子育て文化 しかし一方で、アメリカ文化への同化も進んでおり、核家族化が進むにつれ、伝統的な子育て観が希薄化する傾向もあります。現代のニューヨークでは、このような多様な子育て文化が入り混じり、新しい価値観が生まれつつあります。例えば、男女平等意識の高まりから、父親の育児参加が増えてきたり、ワーキングマザーが増える中で、ベビーシッターなどの子育て支援サービスが普及してきたりしています。 また、最近では少子化対策として、多胎児や人工受精による出産を選択する家庭も増えてきました。アメリカの医療保険制度では、このような不妊治療への補助が手厚いことも一因とされています。一方で、シングルマザーの増加なども背景に、里親制度の活用や代理出産の利用なども選択肢として広がってきています。 このように、ニューヨークの子育て文化は、伝統と現代の新しい価値観が共存する中で、日々多様化が進行しているのが実情です。子育ての形は多様化しつつも、子どもの健全な成長を願う親の思いは変わらず、時代とともに新しい子育てスタイルが生み出されていくのが特徴と言えるでしょう。 ニューヨークの子育て情報の違い ニューヨークでは、市内に住む全4歳児が「プリ-キンダーガーデン (Pre-K)」と呼ばれる公立の幼稚園に無料で入れる『Pre-K for All』と呼ばれるシステムがあります。このシステムは、2014年に市長に当選したビル・デブラシオ (Bill de Blasio)氏によって開始され、現在ではエリアにより3歳から無料で入れる「Universal Pre-K (3K for All)」も増えてきています。また、妊婦健診やお産の費用について、メディケイドと呼ばれる低所得者向け医療保険制度が利用できます。さらに、出産後のケアとして、ビジティングナースが家庭を訪問し、新生児のケアや母親のメンタルヘルスケアなどを提供しています。 このように、ニューヨーク市では妊娠から出産、育児までを公的に手厚くサポートする制度が整備されています。これは、子育て家庭を支援し、子どもたちに質の高い教育を受けさせることで、将来を担う人材を育成する、という市の方針が背景にあります。また、ニューヨークには移民が多いことから、それぞれの文化的背景に合わせたきめ細かい支援を行うことで、全ての子どもたちに公平な成育環境を提供しようという狙いもあります。 一方で、待機児童問題の深刻化や教育現場での人手不足など、課題も指摘されています。中流階級でも利用可能な無償教育サービスの提供や、多様なニーズに応えるための予算と人員の確保が、今後の大きな課題となっています。 ニューヨーク州、ニューヨーク市の子育て情報のまとめ ニューヨーク州、ニューヨーク市では、多文化共生の中で独自の子育て文化が形成されています。無償の就学前教育システムや、妊産婦・乳児への公的支援制度が整備されている一方で、出身国の伝統を重んじる親も多く存在します。このように、ニューヨークの子育て環境には、アメリカ社会への統合を促進する側面と、多様性を尊重する側面の両方があることが特徴です。 しかしながら、課題も存在しています。教育・保育サービスの需要超過、人手不足、多文化への対応力の低さなどが指摘されており、今後の制度と支援体制の充実が求められます。特に国際的な非営利組織「ラ・レーチェ・リーグ」は、母乳育児支援の草分け的存在として知られ、現在も世界190か国以上で支援活動を行っています。 非営利組織「ラ・レーチェ・リーグ」 ※外部サイトへのリンク [...]
2024年5月4日ニューヨークの暮らし・生活コロナ禍によりニューヨークの子育て環境は大きな打撃を受けましたが、ワクチン接種が進み徐々に回復の兆しが見えてきました。施設の再開に加え、新たな子育てサービスや支援策が実施されるなど、前向きな変化が起きています。本記事では、コロナ明けの最新のニューヨークにおける子育て情報をお届けします。 最新のニューヨークにおける子育て情報 コロナ禍によるニューヨーク子育て環境の変化 ▶︎ 外出自粛解除後の子育て環境 ▶︎ 新たな子育てサービスと情報源 ▶︎ マンハッタンにおける子育て事情▶︎ コロナ禍によるニューヨーク子育て環境の変化 施設の閉鎖と外出制限 コロナ禍の最中、ニューヨークでは公園や遊び場、保育園、学校など、子育てに関連する多くの施設が閉鎖または利用制限を強いられました。外出自粛要請により、子供たちの遊び場が極端に制限されるなど、子育て環境は大きな影響を受けました。外出自粛要請により、子供たちの遊び場が極端に制限されるなど、子育て環境は大きな影響を受けました。特に、マンハッタンなどの人口密集地では、狭い家に長期間とどまらざるを得ず、子供の運動不足やストレスの増大が深刻な問題となりました。保護者の精神的な負担も非常に大きくなりました。 こうした制限は、特に児童の健全な成長に深刻な影響を及ぼしました。運動不足に加え、室内に長期間とどまることによるストレスから、肥満や非行、うつ病などの児童の心身の健康問題が懸念されました。保護者からは「子供が笑う機会がない」など、子育ての窮状を訴える声が相次ぎました。各家庭では、遊び場の工夫や勉強時間の調整など、限られた環境下で子供の健全な成育を図る苦心が重ねられました。 遠隔教育の導入 学校では対面授業が中止され、オンライン上での遠隔教育に切り替わりました。当初は教師・生徒ともにシステムに不慣れで多くの混乱が生じ、円滑な授業の実施が大きな課題となりました。特に家庭の経済環境により、パソコンやインターネット環境が十分でない家庭では学習の遅れが深刻化しました。教師側も家庭訪問での対応が困難となり、児童生徒の状況把握が難しくなるなど、教育現場は多大な努力を強いられました。 特に深刻な課題となったのが、低所得世帯における学習環境の格差でした。パソコンやインターネット環境が整っていない家庭の子供たちは、オンライン授業に適切にアクセスすることができません。画面が小さかったり、通信が不安定だったりと、受講環境が整わず、十分な学習時間が確保できない事態となりました。 こうした格差の解消に乗り出したのが、NPOや民間企業、個人による支援活動です。中古のタブレット端末やノートPCの無償提供、低価格での通信サービス提供、無料のオンラインチューター派遣などが行われました。政府からも融資金の拡充や家庭への給付金支給などの経済的支援策が講じられました。しかしながら、根本的な解決には至らず、コロナ禍が終息した現在も一部で教育格差の問題は存在しています。 医療体制の逼迫 コロナ患者の受け入れに追われた医療機関では、一般の診療体制が逼迫し、子供の健康管理にも支障が出る事態となりました。ワクチン接種が開始されるまでは、感染リスクを抱えながらの子育てを強いられました。ワクチン接種が開始されるまでは、感染リスクを抱えながらの子育てを強いられました。特に基礎疾患を抱える子供への影響が心配される事態となり、治療の遅れなどが危惧されました。さらに、予防接種の遅れなども重なり、子供の健康管理が大きく後退する事態となりました。精神的なケアの面でも、外出制限による子供のストレス増大が問題視され、専門家から強い懸念の声が上がりました。 外出自粛解除後の子育て環境 公園・遊び場の再開 ワクチン接種が進み、感染状況が改善するにつれ、公園や遊び場の利用が徐々に再開されました。子供たちは長らく遊べなかった屋外で伸び伸びと遊ぶことができるようになりました。ただし、一部施設では人数制限や予約制が残されています。中には人気公園で混雑が避けられず、子供同士の密集状態が発生するなど、課題も残されています。各施設の利用状況をリアルタイムで確認できるアプリの活用などが求められています。 中には人気が高すぎる施設で、入場制限や事前予約が課されるところも出てきました。公園内の施設やアトラクションについても、衛生対策を徹底したうえでの利用再開となり、密を避けるために人数制限がかけられているケースがあります。 一例としてセントラルパークでは、ゾーン分けをして入場者数を管理する体制が取られました。さらに非接触型の入場ゲートの設置や、AIカメラによる園内の混雑状況の自動監視なども導入されています。このように先進的な技術を活用することで、感染リスクを最小限に抑えつつ、公園を安全に利用できる環境作りが進められてきました。 ニューヨーク市公園レクリエーションセンター公式サイト ※外部サイトへのリンク 学校の対策強化 感染予防対策 学校では、マスク着用や手洗い、換気の徹底など、感染予防対策が強化されています。また、一部の学校ではPCR検査の定期実施や、陽性者発生時の遠隔授業への切り替えなどの対応が取られています。また、一部の学校ではPCR検査の定期実施や、陽性者発生時の遠隔授業への切り替えなどの対応が取られています。さらに、教職員へのワクチン接種も積極的に進められ、学校内での集団感染リスクの低減が図られています。教室の密集を避けるため、ローテーション登校なども一部で行われています。ただし、保護者の就労状況による養育環境の変化への対応が課題となっています。 ハイブリッド授業の実施 コロナ禍を経て、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型の授業が一部で導入されています。感染状況次第で柔軟に授業形態を切り替えられるメリットがあります。オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型の授業が一部で導入されています。感染状況次第で柔軟に授業形態を切り替えられるメリットがあります。また、習熟度に合わせて適切な指導ができるなど、個別最適な学習環境の提供が可能となっています。反面、オンラインに不慣れな子供や、家庭のIT環境が十分でない場合は新たな教育格差が生じるリスクもあります。教員には、対面とオンラインを組み合わせた新しい指導スキルが求められています。 医療体制の強化 政府による医療体制強化の取り組みが進められ、コロナ患者の受け入れ体制が整備されつつあります。また、子供向けのワクチン接種も進んでいます。ただし、一部の地域では医療機関への過剰な負荷が残されている状況です。 しかし、コロナ禍の影響で小児科の診療体制が不十分になるなど、子供の健康面での課題も存在しています。コロナ合併症で入院が長期化する子供たちへの精神的ケアの必要性が指摘されているほか、ワクチン接種における優先順位の設定についても議論が続いています。特に基礎疾患を抱える子供への配慮が重要視されています。 新たな子育てサービスと情報源 オンラインサービスの台頭 コロナ禍で需要が高まったオンラインサービスが、子育て分野でも活用が広がっています。子供向けの教育コンテンツ配信や、生活必需品のネット通販、オンラインでの相談窓口など、様々なサービスが充実してきました。子供向けの教育コンテンツ配信や、生活必需品のネット通販、オンラインでの相談窓口など、様々なサービスが充実してきました。中にはゲーム感覚で学べるエデュテイメントコンテンツや、AIを活用した家庭教師システムなど、新しい形態のサービスも登場しています。 政府による支援策 ニューヨーク市や州政府は、コロナ禍で影響を受けた家庭への経済支援策を講じています。子育て世帯向けの給付金制度や、保育料の減免措置なども実施されています。 具体的には、ニューヨーク市が実施している「エッセンシャルワーカー子育て支援金」では、コロナ禍で仕事を持続した世帯に対し、1人子供につき最大1,000ドルの現金給付を行っています。また、ニューヨーク州の「P-EBT」プログラムでは、学校給食を受けられない低所得世帯の子供たちに、食料購入のための補助金を支給しています。 さらに、テレワーク導入により在宅育児を余儀なくされた家庭への支援も充実してきました。オンラインによるカウンセリングや子育て相談会の開催、求人サイトの立ち上げなど、精神的・経済的な両面でのバックアップ体制が整えられつつあります。 さらに、コロナ禍で影響を受けた業種で働く労働者の子供たちを対象とした特別支援金給付制度も設けられています。飲食や小売、観光業界で収入が減少した家庭への現金支給が行われ、ある程度の家計の圧迫は和らげられました。 一方で、給付金を不正に受給する「給付詐欺」が一部で発生するなど、制度運用上の課題もありました。さらに、経済的支援には所得制限が設けられているため、中産階級家庭は対象外となり、支援の恩恵を受けられないケースも多々ありました。 ニューヨーク市人的資源局 コロナ支援情報 ※外部サイトへのリンク 地域コミュニティの重要性 コロナ禍を通じて、地域コミュニティの重要性が再認識されました。SNSなどを活用し、近隣住民同士で子育て情報を共有したり、助け合う動きが広がっています。コミュニティに参加することで、貴重な情報を得られるでしょう。SNSなどを活用し、近隣住民同士で子育て情報を共有したり、助け合う動きが広がっています。コミュニティに参加することで、貴重な情報を得られるだけでなく、孤立し がちな育児環境から開放される効果も期待できます。マンハッタンでは、このような助け合いの輪が特に活発に展開されています。 マンハッタンにおける子育て事情 公園・遊び場の利用 マンハッタンでは公園の魅力を最大限に活かし、新型コロナ収束後も公園を中心とした子育て支援を継続する動きがあります。たとえばセントラルパークでは、市民ボランティアによる自然体験プログラムの開催や、移動式キッチンカーでの子供向け料理教室の巡回など、公園の各エリアを活用した企画が目白押しです。 また、ブライアントパークでは野外シアターを立ち上げ、大型スクリーンで子供向けの映画の上映会や、プロのミュージカル俳優が体を動かしながら絵本の読み聞かせをするイベントなども開かれています。 こうした公園を舞台とした子育て支援事業は、コロナ禍で公園の価値が再認識されたことから生まれた新たな動きだと言えるでしょう。2020年代に入ってからは公園の果たす役割がさらに重要視されるようになり、民間企業や地域コミュニティ、NPOなども積極的に協力して、公園を子育ての中心に据えた取り組みが広がっています。 教育環境 マンハッタンには、公立校のほかにも数多くの私立校があり、教育環境が恵まれている地域です。コロナ禍を経て遠隔授業が一般化した影響で、教育のデジタル化が進んでいます。 コロナ禍を経て、従来の教育手法にも大きな変革が訪れました。単にオンラインと対面を組み合わせるだけでなく、AI技術を活用した個別最適な学習カリキュラムの提供や、ゲーム感覚で楽しみながら学べるエデュテイメント教材の開発なども進んでいます。また、集中力の維持が難しいオンライン授業では、アニメーションなどを取り入れて子供の興味を惹きつけるなどの工夫も施されています。 一方で、技術革新に伴う新たな教育格差の問題も生まれています。経済的に恵まれない家庭では、ハイスペックなIT機器の購入が困難であったり、きめ細かいオンライン指導を受けられないなどの課題があります。こうした格差をいかに解消するかが、大きな課題となっています。 生活の利便性と経済的負担 マンハッタンは生活の利便性が非常に高い半面、家賃や物価が高めに設定されている地域です。日用品の購入や病院への通院なども比較的容易ですが、子育て世帯にとっては経済的な負担が大きくなる可能性があります。日用品の購入や病院への通院なども比較的容易ですが、子育て世帯にとっては経済的な負担が大きくなる可能性があります。特に民間の保育施設や私立校の利用費用が高額である点が課題です。一方で市や州からの経済支援策を上手く活用することで、この負担を和らげることができます。 特に、民間の保育施設の利用やプライベートスクールへの入学は経済的な負担が非常に大きくなります。物価世界一の高額な家賃にも耐えながらの子育ては、中産階級家庭でさえ厳しい状況です。 一方で、こうした経済的負担を軽減する取り組みも進められています。NPOなどによる子育て支援金の給付や、フードバンクの活用、シェアリングエコノミーの広がりなどが、貧困家庭の子育て環境の改善に役立っています。企業による保育料補助なども一部で行われるようになってきました。 このように、コロナ禍における子育て環境は、様々な面で大きな打撃を受けましたが、現在は、行政、企業、NPOなどが連携して、その改善に注力しています。 実際、テレワークが定着したことで、マンハッタンでの生活が可能になった家庭も少なくありません。コロナ禍により、ニューヨーク市外の広い住環境を求める人々の流出が加速したものの、オフィスへの通勤が不要になったことで、マンハッタン居住を選択する家庭も一定数いたのです。 このように、コロナ禍は子育て環境に大きな変革をもたらしましたが、行政の施策と民間の創意工夫が組み合わさり、様々な解決の糸口が見えてきた 、との評価もできるでしょう。ただし課題はいまだ山積しており、行政、企業、市民が連携を密にし、継続的な取り組みが重要となります。 まとめ ポジティブな変化 コロナ禍を経て、オンライン教育の浸透や遠隔医療の普及など、新しい子育てスタイルが定着しつつあります。地域コミュニティの力が見直され、助け合いの輪が広がっているのも前向きな変化です。 残された課題 一方で、医療機関への過剰な負荷や、経済的な負担増加など、解決すべき課題も存在します。教育格差の問題や、心のケアの必要性などにも目を向ける必要があります。行政と地域が一体となった取り組みが重要です。 [...]
2023年11月5日英会話アメリカの子育てでよく使う単語 もくじ 日常生活 ▶︎ 買い物 ▶︎ 病院 ▶︎ 学校 ▶︎ 電話対応 ▶︎ 日常生活 子育て中の日常生活で使われる英単語には以下があります。 Babysitter (ベビーシッター) アメリカでは一般家庭でも共働きが多く、ベビーシッターを雇うことは子育てにおいて一般的と考えられます。 例)夜出かけるとき、ベビーシッターが子供たちの世話をしてくれます。When going out at night, a babysitter takes care of the children. Naptime (昼寝の時間) 幼児や幼稚園児の間では、昼寝の時間は重要なリフレッシュタイムです。 例)昼寝の時間になりました。お昼寝しましょう。It’s naptime. Let’s take a nap. Bottle (哺乳瓶) 乳児のためにミルクを入れるために使う哺乳瓶は、育児に欠かせないアイテムです。 例)ベビーフォーミュラを哺乳瓶に注ぎます。We pour baby formula into the bottle. Crawl (はいはいする) 赤ちゃんが成長する過程で、はいはいする瞬間は親にとって特別な瞬間です。 例)赤ちゃんが初めてはいはいしました。The baby crawled for the first time. Pacifier (おしゃぶり) おしゃぶりは、幼児が安心感を感じるのに役立つことがあります。 例)赤ちゃんはおしゃぶりを吸って寝ました。The baby slept while sucking on a pacifier. Diaper (おむつ) おむつは乳児のおむつ替えに必要なアイテムです。 例)おむつ交換の準備ができました。We’re ready for a diaper change. Breastfeeding (授乳) 母親が乳児を授乳する行為は、赤ちゃんの栄養に不可欠です。 例)母親は赤ちゃんを授乳しています。The mother is breastfeeding the baby. Stroller (ベビーカー) ベビーカーは赤ちゃんを paseo したり、外出時に利用します。 例)ベビーカーで公園に行きます。We’re going to the park with the stroller. Playdate (プレイデート) お子様と他の親子との遊びの約束を「プレイデート」と呼ぶことがあります。 例)明日はプレイデートの日です。友達と遊びます。Tomorrow is a playdate. We’re going to play with friends. Baby Food (離乳食) 離乳食は幼児の食事の重要な部分です。 例)離乳食を作る時間です。It’s time to prepare baby food. 買い物 子育てをしながらの買い物に関連する英単語には以下があります。 Shopping Cart (買い物カート) スーパーマーケットで使う買い物カートは、大量の買い物を楽に運ぶのに役立ちます。 例)買い物カートに食料品を入れます。We put groceries in the shopping cart. Checkout (精算) 買い物が終わったら、精算カウンターで支払いを済ませます。 例)今、精算しに行きます。I’m going to the checkout now. Discount (割引) セール品やクーポンを使用すると、買い物が割引価格で購入できることがあります。 例)このクーポンを使って割引価格で買い物ができます。You can get a discount using this coupon. Groceries (食料品) 食料品は定期的に買い物リストに載るもので、家計に影響を与えます。 例)今晩の晩ごはんのために食料品を買いに行きます。I’m going shopping for groceries for tonight’s dinner. Receipt (レシート) 購入した商品に関する証拠として、レシートを保管することが大切です。 例)レシートをポケットに入れました。I put the receipt in my pocket. Aisle (通路) スーパーマーケットの通路にはさまざまな商品が並んでいます。 例)牛乳はどの通路にありますか?Which aisle is the milk in? Shoplifting (万引き) 万引きは違法行為であり、重大な罪に問われることがあります。 例)万引きは法律違反です。やめましょう。Shoplifting is against the law. Let’s stop it. Shopping List (買い物リスト) 効果的な買い物をするために、買い物リストを作成することがおすすめです。 例)買い物リストに卵とパンを書いた。I wrote eggs and bread on the shopping list. Checkout Counter (精算カウンター) 商品を精算する際に向かう場所が精算カウンターです。 例)精算カウターで支払いをしました。I made the payment at the checkout counter. Online Shopping (オンラインショッピング) インターネットを使って商品を購入する便利な方法です。 例)オンラインショッピングで服を買いました。I bought clothes through online shopping. 病院 子育て中に病院関連の英単語が必要になることがあります。 Vaccination (予防接種) 予防接種の予約を取りました。 例)予防接種の予約を取りました。I’ve scheduled a vaccination appointment. Pediatrician (小児科医) 子供の健康に関する問題がある場合、小児科医に相談してください。 例)息子の風邪がひどいので、小児科医に連絡しました。My son has a bad cold, so I called the pediatrician. Emergency Room (救急室) 緊急の医療ケアが必要な場合、救急室で診てもらうべきです。 例)怪我をしたので、急いで救急室に行きました。I went to the emergency room quickly because of an injury. Prescription (処方箋) 薬をもらうためには、医師からの処方箋が必要です。 例)この薬のために処方箋が必要です。I need a prescription for this medicine. Appointment (予約) 医師の予約や会議の予約を取る際、”appointment”という言葉が使われます。 例)明日の午前中に医師の予約があります。I have a doctor’s appointment tomorrow morning. X-ray (レントゲン) X-ray を撮ることで、骨折などの問題を診断することができます。 例)足が痛いので、レントゲンを撮る必要があります。My leg hurts, so I need to get an X-ray. 英単語を覚えるコツ 英単語の効率的な覚え方は、多くの言語学習者にとって重要です。以下に、英単語をスムーズに覚えるコツをいくつか紹介します。 1. 単語を文脈で覚える 単語を単独で覚えるのではなく、文脈に組み込んで学びましょう。例文を使って単語を覚えると、実際の会話で使いやすくなります。 2. カードを活用する フラッシュカードやスマートフォンアプリを使って単語を反復学習しましょう。カードを見て意味を思い出す練習は効果的です。 3. 音読する 単語を音読することで、発音とスペルを同時に覚えられます。口に出して練習することが記憶の定着につながります。 4. 興味を持つ 興味を持つトピックやテキストを使って学ぶと、単語の覚えやすさが向上します。関心を持つことはモチベーションにもつながります。 [...]
2022年2月20日ニューヨークで出産アメリカの現実的な出産費用についてはこちらのページで説明しましたが、こちらではニューヨークに特化した出産にも使える保険について説明します。 アメリカのMedicaid(メディケイド語件)とは ※2021年7月時点 アメリカが低所得の大人や子供、妊婦、高齢者、障害を持っている方に向けて、政府が全額・一部負担をしている健康・医療・介護保険サービスです。全米で7600万人が利用しています。 なぜ低所得者などに向けてこのように政府が負担をして保険加入を進めているのか。 日本と違ってアメリカは自由診療が基本であり、高額な医療費が問題になっています。そして日本のように国民皆保険制度はなく、個人が数ある民間の保険会社を選び契約をします。 そして保険内容、家族の人数にもよりますが毎月保険料だけで数千ドルになることが普通です。中にはコロナ禍もあってどんどん上がる物価に対して、毎月の生活費プラス何千ドルもの保険料を支払うには厳しい現実があります。 自分なら少しぐらいの熱なら市販の解熱剤や風邪薬で様子を見ることもありますが、幼い子供や高齢者、持病がある方になればそうはいかないですよね。特にこのコロナ禍では体調不良はセンシティブな問題となっています。 躊躇はしたくないけれど保険がなければ病院にかかることは治療の方法などにもよりますが、その後の経済的打撃になることもあります。 女性にとっては妊娠・出産は病院を頼らざるを得ない時期もあります。 そこでアメリカ在住の低所得者へ政府負担の保険、メディケイドについて、そして例外に移民ステータスをとわれない!! 妊婦用のメディケイドについてお伝えします。 New York州のMedicaid(メディケイド)について 医療費も高額ですが保険料も高額となっていて、医療保険に入っていない、入れない人も多く問題となっていたところ2010年に『オバマケア』で低所得などの理由で医療や介護の福祉サービスにアクセスが難しい人へ補助を行い医療保険の加入を進めました。加入しなければ罰金もあるといったような制度で、その後のトランプ政権以降もこの『オバマケア』制度についての変更であったり、撤廃の動きがあります。法律や条例は毎年のように変更があったりするのでアンテナを張って自分で確認していくことが大事になります。 今現在も撤廃はされていませんが、メディケイドのシステムや詳細、申請条件、必要申請書類等は各州によって違うのでお住いの州のメディケイドについて調べる必要があります。こちらではニューヨーク州のメディケイドについて説明します。 メディケイドの所得制限内だと妊婦は妊婦専用のメディケイドに加入できます。そして妊婦用メディケイドは留学生でも所得制限の範囲内でしたら申請することができます。 NYで低所得者が申請可能な3つの医療健康保険プログラム メディケイド:19歳以上、子供、妊婦、高齢者、障がい者など 基本、米国市民でニューヨーク州の住民で医療費や処方薬など全額政府負担 ニューヨーク州では約630万人が利用しています(2021年7月現在)。 チャイルドヘルスプラス(Child Health Plus) 19歳未満のニューヨーク州在住の子供用の保険で親や保護者の所得に応じて支払う保険料が違います エッセンシャルプラン メディケイドの所得制限よりも収入が高く、非移民でも加入可能な大人への保険で所得金額に応じて保険料が違います。どのレベルの収入によって、自分がどのプランに加入できるのか、というのはNY State of Healthのウェブサイトの試算ツールで確認ができますが、日本からのウェブアクセスは不可で、米国内からインターネット閲覧すると見れるページとなっています。 対象となる収入レベルを確認 ※外部サイトへのリンク このように基本的にはアメリカ市民かつニューヨーク州在住者、永住権保持者向けとなっていますが、メディケイドの所得制限内の妊婦は移民ステータスを問われず、妊婦メディケイドに加入できます。極端に言ってしまえば、不法滞在でも学生ビザでも妊婦の方はメディケイドに加入でき、妊娠に関わる検診や出産が保障されます。(ただし申請書類等しっかり準備する必要があります) 駐在などの就労ビザでニューヨークに住んでいる方の多くは会社で加入している保険があると思いますので、ニューヨークに住んでいる時に妊娠が発覚した際はまず加入している保険会社にお問い合わせください。 留学生でも申請可能なMedicaid(メディケイド) 妊婦用のメディケイドは申請に移民、非移民など問われません。 ニューヨーク州在住で必要申請書類を提出すれば妊婦検診、出産に関わる医療は基本無料で受けられます。 但し、決してアメリカでの出産を薦めているものではありません。 英語の環境で出産するということ 女性は待ち望んでいても、予定外だとしても妊娠をすると身体も精神的にも受け止めなければいけない現実が待ったなしでスタートします。アメリカでは州によっては超初期段階でないと中絶ができないところもあります。出産も選択肢の一つですが、ニューヨーク州では妊婦健診、出産については心配しなくて大丈夫です。 ただ日本とニューヨークで出産を経験して思うことは、妊婦検診については概ね同じですが、やはり英語の環境です。日本語の通訳を検診のたびにお願いすることは可能ですが、いざ出産のときはどうやって英語で会話が成り立っていたのか記憶が定かではありません(笑)具体的な私の出産備忘録はまた別のところで。 妊娠期間も順調に出産まで過ごせる人もいれば、いろんな体調のトラブルもあります。お腹の赤ちゃんの成長も気になりますよね。どこにいてもですが、特に異国での出産に望まれるなら、どんな状況でも乗り越えていくぞ!という強い気持ちは大事です。 海外に行く際には、どの国であろうとも出発前に海外保険に加入するか、しっかりと医療保険、病院については調べておくことをお勧めします。しかし、海外旅行などの際に加入する海外保険は妊婦でも加入はできますが、妊娠、出産、早産など妊娠に関する治療は補償対象外だと思うので、よく調べる必要があります。 メディケイドの申請の方法のひとつでWebページがありますが、基本的にアメリカ市民(アメリカに住所がある人)への保険なので、海外からアクセスはできません。 Medicaid メディケイド申請方法 日本とは色んな意味で勝手が違うアメリカのシステムですが、地域サービス、病院、銀行手続きなど、全てにおいて日本の3倍時間がかかると思っておいた方が良いです。また、日本では担当者によって言われる事が異なったり、個人情報を含む大事な書類を失くされるなんて事も、ほぼないと思いますが、アメリカでは当たり前のように起こります。よって、知識やノウハウもありますが、忍耐と妥協、そして何よりも諦めない、屈しない精神が必要となります。  何事も予約したからと言って安心せずに。とある予約を電話でし、後日予約確認の電話をこちらからしたりすると予約が入ってないなどありました。電話で予約したのちにEメールで予約確認(Confirmation)を送ってくださいとリクエストしたり。 メディケイドの申請方法もWebからや電話、オフィスに訪ねる方法、またJASSI(日米ソーシャルサービス)という非営利団体でアメリカでの生活に関してトラブルや生活のサポートなどをしている団体からも申し込みや質問等できるようです。 メディケイド(Medicaid)申請資格 妊婦用メディケイド:低所得の妊婦に提供される医療保険。妊娠・出産に関する医療のみカバーしてくれます。具体的には、妊婦検診とそれに伴う検査、栄養指導、出産。産後数ヶ月の妊娠に関する医療など。 ちなみに、生まれてくる子供にも1年間の医療サービスがあります。 メディケイド申請資格はニューヨーク州に住んでいる妊婦 前述した通り、ニューヨークのメディケイド申請に、移民ステータスは問われません。さすがに移民の国アメリカ、移民で反映した都市ニューヨークといったところでしょうか。 但し、細かくは「規定の所得を超えていないこと」というのが重要で、規定があるので注意が必要です。 ※詳しくは最新のNY市が発行している所得制限減額表を参照ください(妊婦は一人で2世帯のカウントする) メディケイド申請に必要な書類 Medicaidを申請するにあたり、具体的に以下のような書類が必要となります。 日本と異なり、基本的にコピー不可、原本提示が必要となります。 ・住所を証明できるもの(運転免許証や銀行などの郵便物、タックス関連の書類など) ・身分証明書(運転免許証、パスポートなど) ・Social Security Number(社会保障番号) ・収入を証明できるもの(例:過去6か月分の給料明細など) ※収入証明については、もしあれば、となります。留学生などは収入がないケースが多いので、逆に無収入を証明する書類が必要となります。 ※高齢者・障がい者は別途必要書類必要であり、Webからではなくメディケイドオフィスに行って該当 その他必要書類は各々違いがあるので、連絡の上確認して準備してください。 私の場合は主人の扶養だったので夫婦関係を証明するために日本から戸籍謄本の翻訳したものを準備していました。 その他Medicaidについて知っておいた方がよい事 補足になりますが、通常のメディケイドでは19歳以上である事が必要です。 また、ニューヨーク州の居住者である事。具体的には、ニューヨーク市民、または5年以上の永住権保持者 メディケイド申請方法 具体的にMedicaidの申請方法には具体的に以下のようなものがあります。 NY State Department of Health経由での申請 ニューヨーク州公式のHPよりDepartment of Healthから「Medicaid」の申請ページにアクセスできます。ただし日本からはアクセスできません。ニューヨーク州に住所を持っている市民が申請できる公的な保険サービスなので日本からはネットでの申請はできないようです。 MCO(Managed Care Organization)経由での申請 Department of Healthのページから確認できます。 メディケイドとの関連の各種保険会社の窓口から申請 英語に問題のない人は、メディケイドを電話で申請が可能となります。(Medicaid Helpline) Medicaid Helpline (800)541-2831 居住する地域のソーシャルサービス(Social Service)経由での申請 居住地区のDepartment of Social Servicesに電話で確認できます。 ニューヨーク市だと General: Infoline 718-557-1399 JASSI(日米ソーシャルサービス)経由での申請 英語に自身がない方、まだNYに来て間もない方、などはこちらの問い合わせをおすすめします。Japanese American Social Services Inc.(日米ソーシャルサービス)という非営利団体があります。1981年にニューヨークで創立されました。戦前の時代から日本人、日系人が感じるアメリカ社会での生活面などサポートや解決に向けての相談窓口をされています。ビザや保険、法律の問題などの相談を受けてくださいます。日本語で相談できるのでとても心強いと思います。メディケイドなどの相談や申請方法なども詳しく教えてくださるそうです。英語に不安を覚える方はまずご相談されてはどうでしょうか。 Medicaid メディケイドについてよくある質問 自分が妊婦メディケイドの申請に取り掛かったときに疑問に思った事や、機関が受けるよくある質問などを以下にまとめました。これを読む方にとって役に立てば幸いです。 尚、質問などは、電話(800)541-2831やEメール medicaid@health.ny.govでも質問できます。 メディケイドを承認されるまでどれほどの期間待つ必要があるのか? 通常のメディケイドは申請した日から45日以内に申請資格があるかの郵便が届くが、妊婦メディケイドや子供用のメディケイドは通常30日以内に郵便で申請が通ったかどうかがわかります。 妊婦用メディケイドの申請のタイミングはいつ? 年間を通していつでも申請できます。申請書類を集めたりする必要がでてくるので、妊娠発覚後すぐに行動したほうがいいです。 妊娠がわかってから随分経ってからでも申請できるのか? 私達は家族の事情がいろいろあり、ニューヨークの妊婦用メディケイドの申請をしたときは妊娠6ヶ月あたりでした。日本からしっかりと英訳の数ヶ月分の妊婦健診のカルテを作成してもらい手続きをしたので担当の方の配慮もあったのでしょう、スムーズに許可され、ニューヨークの病院での検診に行くことができました。5年ほど前のことですので、現状は変わっているかもしれません。一番いいのは妊娠がわかったらすぐに加入している保険、またはメディケイドの窓口に確認してください。    メディケイド保険|知っておきたい用語 以下ではメディケイドに関わらず、アメリカで保険のやり取りをするにあたって知っておいた方が良い英語や専門用語をまとめてみました。 Premium(プレミアム) 保険会社に支払う保険料のこと。「プレミアム」」=「高価」みたいな日本語のニュアンスとかなりズレるので要注意。イメージとしては、「プレミア付き=限定された人しか持つ事ができない=料金と払った人しか保険に入れない」みたいな感じで覚えると簡単かもしれません。 Copayment(コーペイ) 自己負担額=保障された医療を受けた時に医療機関に支払う料金。「Co-Pay」という事で、「Co」は「Co-Operate」=「一緒にする」という意味で、「保険会社とあなたで一緒に支払う」みたいなイメージ。保険会社がいくら払うから、あなたは「Co-Pay分だけ払ってね」という感じです。 Deductabe(ディダクタブル) 保険会社が医療を保障する前に被保険者が負担する金額 例)Deductableが$500の時、$500を超えた医療費から保険会社がカバーするというもの。 ※すべての医療にDeductableが適用されるとは限らないので要注意 Coinsurance(コーインシュランス) 保険適用時に被保険者負担する医療費の割合。 前述した「Co-Pay」と同じように「Co」が付いてるのは二者間の支払い割合についての用語になります。 妊婦健診で知っておきたい用語 Urinalysis, examination of urine: 検尿 日本の妊婦健診と同じで毎検診時に検尿検査があります。 Blood pressure: 血圧 プレッシャーという事で、圧力がかかってるし、ブラッド=血液、なので「ブラッド・プレッシャー」=「血圧」というのは分かりやすいかも。 Heart rates: 心拍数 Rates=レート、という事で、為替レートとか言いますが、要は変動する一定数、という事で心拍数になりますね。ちなみに、アメリカ心臓協会によると、成人の1分間の平均安静時心拍数は60回から100回との事で、医療専門家の間では安静時心拍数が低いほど、心機能と循環器系の運動2がより効率的であることを示しているとされています。という事で、これは日本も同レベルですね。 Morning sickness: つわり 「Morning(モーニング」なので「朝」なわけですが、ぶっちゃけ朝だけ辛いわけではなく、昼夜問わず…というのが私の実体験でした。ただ、語源的には朝が辛いから…みたいな説もあるようです。 Natural childbirth: 自然分娩 「ナチュラル」=「自然」な、「Child-Birth」=「子供-生まれる」なので、これは分かりやすいし、覚えやすいですね。 Caesarean section, C-section: 帝王切開 日本でも帝王切開の事を「カイザー」というけれど、なぜ?なんか聞いた感じギリシャな感じもしますが…。もともと「カイザー(Kaiser)」は「分離する」という意味らしく、古代ギリシアのユリウス・カエサルも「ユリウス家の分家」という意味もあるようです…。それが偉大な皇帝となったため、「カエサル=皇帝」となって、ドイツ語から日本語に翻訳する際に間違って「帝王切開」とされたのです。本来は、「切開分娩」と訳せば適切だったのかもしれません。 Ultrasonography: 超音波検査 ちなみに、日本と大きく違うのがエコー(超音波)検査で、アメリカでエコー検査は全妊婦健診を通して2回または3回ぐらいしかないのが普通です。 [...]
2022年1月16日ニューヨークで出産冒頭の写真は我々がお世話になった病院ですが、撮影時では「Mt. Sinai Roosevelt」という名前でしたが、現在は「Mr. Sinai West」に名前が変わっています。 アメリカの出産費用 日本で出産する歳、基本的にはお産は「病気」ではないですが、普通分娩で出産する場合は社会保険・国民健康保険ともに子供一人に付き42万円の出産一時金があり、それを超える出産経費は全額自己負担となります。正常分娩での出産費用は病院によって異なりますが、平均して検診費用が合計で10万円ほど、分娩入院費用が35~40万円だと思います(吸引分娩、帝王切開などの異常分娩になった場合は医療費として保険が適用されます)。その大部分を一時金でカバーできるようになっています。あとは産院のサービスやプランによって金額に差はありますが、出産一時金内でできるだけ少ない負担なく出産できるよう制度があります。 では米国事情はと言うと… 2021年時点で、米国の出産費用は州で異なりますが、およそ$7,500~$14,500(82.5~159.5万円)の費用がかかります! ※110円/ドル換算 これは、アメリカでは出産に医療保険が適用されますが、日本のように国が運営する国民健康保険制度がないため、民間の保険会社との契約になるからです。では、保険が出産に関する検診や分娩をカバーするかと言うと、細かく保険の種類で検査対象や対応施設などが制限されており、例えばエコー診察は院内検査ではなくて、専門の外部クリニックでの診察を指示されたりします(具体的にこの病院で、と指示される場合が多い)。妊婦健診は担当のドクターのクリニックで、出産はドクターが提携している病院で出産するという形で検診と出産の病院が違っていることも普通です。 ニューヨークの出産費用 ニューヨークでは、平均の費用は$15,600(171.2万円)ほどという事であり、自腹と考えるとかなり一大事です。ちなみに、この費用は、日本では考えられない2泊3日という入院がベースとなります。はい、そうです。2泊したら歩いて家に帰ってください、です。骨盤開きっぱなし、体バキバキのお母さんは、旦那さんに肩を預けながらも普通に歩いて病院を後にします。もちろん、病院を出たらさすがに車に乗って帰りますが…。ただ、これは無痛分娩が普通なアメリカならではの話で、自然分娩した場合と全く異なるタイプのダメージが体に残るから、という事があります。実際に、およーめも、一人目は日本で自然分娩(しかも助産院にて助産師さんのみで出産!)でしたが、無痛分娩を選択したニューヨークでの出産の方が、産後(しかも直後)のダメージが全く違いました。簡単に言うと、日本では出産後時間がかかったこともあり体力がすべて出産でもっていかれ、ぐったり瀕死状態でしたが(出産自体は母子ともに健康でした)、ニューヨークでは出産した数時間後にご飯をしっかり食べてました…。痛みに耐えるといった体力消耗がありませんでした。ただただお腹がすいて日本とは違う病院食でしたがもりもり食べてました。 ちなみに、カイザー(帝王切開)になると、さすがに4泊5日になり、費用も200万円コースのようです。それでもたった4泊…。 ニューヨークでは破格の低費用で出産可能? さすが移民の国アメリカでは、学生ビザの留学生や、駐在員の奥様(駐妻)など、いわゆるNon-Immigrant(非移民)ビザでアメリカに滞在している人でも加入可能な出産サポートプログラムがあります。 日本の国民健康保険に等しい公的保険制度ではないものの、低所得者を対象とした医療費免除保険のMedicaid Insurance(メディケイド保険)というものです。一定所得に満たない世帯の医療費が大幅に免除されるもので、ニューヨーク州ではアメリカ国民以外でも利用可能です このウェブサイト運営者であるおよーめも大変お世話になった「Medicaid(メディケイド)」というプログラムは、前述した150~170万円コースの従来の出産費用のほとんどをカバーしてもらいました。 目まぐるしく法令・条例などが変化することで知られるアメリカなので、最新情報は国や州の機関のホームページを確認するのが一番正確な情報が確認できると思いますが、2022年時点では、 ニューヨーク州では、家族の収入が年間で一人あたり約$17,774以下である場合、または家族全体の収入が対応する数値以下である、という所得制限の条件を満たすなどして対象となることができます。ただし、具体的な数値は家族の構成によって変動します。実際、我々は3人家族の状態殻4人家族になる、というタイミングで年収は⚪︎⚪︎万円でしたが、対象となりました。Medicaidに加入するためには、アメリカ市民権を持っているか、または合法的な滞在資格を有している必要があります。我々はE-2ビザで対象となる事ができました。 Medicaidについて詳しく [...]
2021年11月4日ニューヨークの公園・遊び場冒頭の画像はこちらの公園から歩いて3分の場所にあるおススメのレストランの食事なのですが、それは追々ご紹介するとして、今回はチェルシーにある公園をご紹介します。 ちなみにこの公園には「Tony Dapolito Outdoor Pool(トニー・デイポリト・アウトドア・プール)」という屋外プールが隣接されています(冬季閉業)が、隣接する建物の修繕工事中で営業中止になっているようです。 James J Walker Park もくじ James J Walker Park基本情報 ▶︎ James J Walker Parkの場所 ▶︎ James J Walker Park 行き方 ▶︎ James J Walker Parkの特徴 ▶︎ 隣接プールについて ▶︎ James J Walker Parkの写真 ▶︎ おすすめの寄り道コース ▶︎ James J Walker Parkの基本情報 住所 415 Hudson St, New York, NY 10014 (地図) 開放時間 07:00~21:00(3/2~10/31)07:00~18:00(11/1~3/1) 対象年齢 0~8歳くらい 遊具 乳児用の遊具、すべり台、ブランコ、うんてい、網渡り、吊り輪、壁登り、など 水場 あり 詳細はこちら▶ トイレ 近くにないので移動する必要あり。詳細はコチラ ▶ 治安 明るい時間はナニー(保母さん)が子供を連れて来ていたり、ホームレスもいなかったりしますが、やはりウェストビレッジ/チェルシーエリアはミッドタウンの公園よりもホームレス率が高いような気がします。 James J Walker Parkの場所 メトロの1,2番ラインのHouston St駅から1ブロック北へ ロウアーマンハッタンにも近く、ホテル、レストラン、有名スーパーマーケット、博物館も近い 駅からも近く、7th Ave(Varick st)とClarkson Stの交差するところに位置しています。駅の改札出てからの狭い地上への階段を上がってほんとすぐ。Shake Shackが左手に見えたらもうすぐそこ。交差点のところにパブリックのプールの建物があってその裏に公園があります。 グリニッジビレッジエリアで5,6ブロック歩けばワシントンスクエアパークに行けたり、書ききれないほど東西南北どの方向に歩いて行っても何かしら素敵なお店に出会えます。 徒歩圏内には   ・Shake Shack   ・McDonald’s   ・Taco Bell   ・Chipotle Mexican Grill   ・Molly’s Cupcakes   ・Courtyard by Marriott New York Manhattan/SoHo   ・Four Points by Sheraton Manhattan SoHo Village   ・Hotel Hugo   ・Children’s Museum of the Arts   ・Color Factory New York   など、軽食、高級レストラン、博物館、ホテルなど子供も大人も楽しくお散歩できるエリアです。 James J Walker Park 行き方 一番近い駅はメトロ1,2番のHouston St駅。その他にもバスのM20番の7th/Clarkson St駅だと目の前です。 地下鉄の1,2番は… 地下鉄はお仕事されてる人たちが利用するので混むんです。みなさんが移動する時間帯は特に。この駅の地上へ出る階段がほんとに狭い!私たちが利用した時間帯は朝のラッシュ時間で、改札でるところから一列に並びました。地下鉄を利用する人もその階段から降りてくるので、メトロから出ていく人と乗りたい人で混雑しました。ストローラー利用の人は時間がかかっても列の最後で地上に出たほうがいいと思います。地上に出たら北へ1ブロック歩くだけ。 階段のみの駅もまだまだたくさんあるので、 ストローラーは担いで上り下りしますが、親切な方がたくさんのNY!みなさん『Do you need help?お手伝いしましょうか?』と声をかけてくれます。『Thank you!』と伝えて是非手伝ってもらいましょう♪ ←子供と貴重品からは目と手を離さずにね! James J Walker Parkのトイレ 残念ながら、公園内にお手洗いがありません。(もしかすると公園の反対側にあったのかも?)でも公園の裏手にパブリックプールの建物あるので入り口の人に声をかけて、利用させてもらえると思います。または、近くのShake Shackやマクドナルドまで移動する必要があります。子連れだとなるべく安全で衛生的に心配でないところがいいですよね。 James J Walker Parkの特徴 特徴1 基本的に小さな子供向け。幼児向け遊具もあり 公園自体もそこまで大きくなく、遊具のエリアも見渡せるほどなので小さい子向きです。ちゃんとベンチも木陰にあるので夏でも直射日光は避けられます。 ソフトマットを敷いた、よちよち歩きの子供も遊べるトドラー(幼児)向けのプレイジムもあるので安心。 特徴2 小さな公園な分木陰が多め ジムを囲うようにしてベンチが配置されていて、場所によってはしっかり木陰で日差しをブロックできるので、夏場などでは保護者の味方になってくれます。逆にガンガン日焼けしたいママは日差しをサンサンと浴びながら読書したりしてますが… 特徴3 水遊びもできます NYの公園の素敵なところは夏場、水遊び仕放題! ここも例外なく夏場は朝からしっかり水浴びできます。我々は夏の公園遊びには必ず子供の水着または着替え持っていってました。親も夏場はどこでもビーサン。何度ビーサンがちぎれてだめになったか… 併設プール「Tony Dapolito Outdoor Pool」について *現在はこのプールがあるTony Dapolito Recreation Centerの建物の修繕をしているため閉鎖中です。予定では2022年春頃まで。 私たちはこどもの夏休みのスイミングプログラムでこちらのプールを知りました。夏休みの短期スイミングプログラム(水泳教室)に申し込みをし、抽選に当たったのでこちらのプールに来ました。 NYC Parksというニューヨーク市のあらゆる公園やアクティビティ、イベント、動物、自然などを運営、管理、紹介している機関があり、そこでメンバーシップを取得するとジムや水泳教室、野球やサイクリングなどキッズ・ユーススポーツアクティビティに参加できます。 場所もここだけでなく、ブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、スタテンアイランド、クイーンズなどから選べます。18歳未満の子供は無料で大人も半年、1年単位でメンバーシップをとるといろいろなイベントやアクティビティに参加できます。習い事をしていなかった我が家の子供たちにはとてもいい機会になりました。 Keith Haringのアートに囲まれる ここの屋外プールの大きな特徴は、壁面の一面に目を引くアート作品があります。 アメリカンポップアートを代表するアーティストの一人、キース・へリング(Keith Haring)の作品です。 ペンシルバニア州出身の彼は1980年代初頭にニューヨークの地下鉄でグラフティアートから有名になり、たくさんの作品を紹介していきました。ユニクロもコラボTシャツなど発売していましたね。NYはいたるところにアートがあふれていますが、こんなふとしたタイミングで、公園の一角で有名アーティストの作品に出会えます。ここの作品は1990年にキース・へリングが亡くなる3年前に完成したようです。ここに来なければきっと見ることがなかったと思うと、いろいろアンテナを張って生活していると思いもよらない出会いがありますね。 日本ではビレバンなどの雑貨屋さんでも人気のキース・ヘリンググッズですが、私はアマゾンで50個入りのステッカーを買いましたw 地味に防水でラップトップや子供のかばんに貼り付けてます。 ↓こんなやつ ちなみに、キース・ヘリング仕様のUNOもあるようです。$25くらい?ちょっと高めですが、お土産とかにはウケそうです。 James J Walker Park の写真 遊具ジムは2種類ある 大きい子供向けの体を使う遊具ジムと、よちよち歩きでも遊べる小さい子向けの遊具ジムの2つがあります。 フェンスで囲われているので入り口は基本的に1箇所です。 入って左側が大きい子供向け、右側がよちよい歩きの子供でも遊べる遊具になっています。遊具の下はクッションになってるので安心。 J Walker Parkからオススメの寄り道コース紹介 カーマインストリート(Carmine Street)東へ進むとそこはバラエティに富んだレストランやお店が並んでいます。 歴史ある老舗ギターショップCarmine Street Guitar 知る人ぞ知る老舗ギターショップです。建物自体はそれこそ1827築の物件らしく、赤レンガが特徴の店構え。実際にはここは「グリニッジ・ヴィレッジ (Greenwich Village)」というエリアですが、19世紀末期から20世紀半ばにかけて、「芸術家の天国」や「ボヘミアニズムの首都」として知られているエリアです。ポップアートの巨匠キース・ヘリング氏や、ボブ・ディラン、ニール・ダイアモンドなどもこのエリアを代表するアーティストですね。 実際にボブ・ディランに関しては、彼のアルバムのジャケット写真撮影でこのお店が使われていたりしています。店内は有名アーティストのサインだらけ。それもそのはずでこのお店は、200年前のバーやホテル等、ニューヨークの古い建物が改装工事をする際にゴミに出す古材を元にクラフトマンが完全手作業で削ったり曲げたりして手作りでギターを作ってるそうです。 The Grey Dogのグリルドチーズは最高 J Walker Parkで人遊びしたら、徒歩3分ほどで行けるアメリカンダイナー「The Grey Dog」に足を運んで見ましょう。ちなみに、こちらはマンハッタン内に5店舗展開しているチェーンですが、こちらはウェスト・ヴィレッジ(West Villege)店です。地元の人たちやミュージシャン、学生が集うゆったり雰囲気でした。古き良きのNYを感じるには最高の場所だと思います。 店頭に提示されてるメニュー。 お値段はマンハッタン料金のど真ん中という感じで、めちゃくちゃ高いという感じでもありませんが、安くもありませんね。 こういう店内の様子を見ると、やっぱりニューヨークの雰囲気が特別な気がします。 旅行者が来てる様子はありませんでしたが、雰囲気・クオリティ的にはガイドブックとかに載っててもおかしくないレベル。良い感じに日差しが入ってて、また、緑があるのもゆったりできる空気をつくっています。 およーめは、ここのテーブルが気に入りました。地図がエンボス加工された木製テーブルで、普通の味なはずのコーヒーが3倍美味しく感じました。 この日は子供連れてのブランチなので、しっかりブランチのボリューミーなアメリカン・ブレークファースト。パンケーキ、目玉焼き、ベーコンのセット。けっこう一般的なプレートなんですが、シンプルなメニューこそ、お店の味が出ますよね。 大人にも子供にも、間違いないソウルフード「マカロニチーズ」 J Walker ParkからGrey Dogまでの生き方 歩いて3分。この公園に来たら寄るって感じになっちゃいますね。12:30を過ぎるとけっこう混むので、お昼前のブランチ時間がオススメです。 [...]

アメリカ・ニューヨークで子育てを楽しめます

はじめまして。もうすぐアラフォー、でも、まだ動けるパパ「はびー」と申します。
はじめまして。毎日発狂しそうになりながらも、2匹のモンスター使いをやっています「およ~め」と申します。

昭和生まれの私達が今日もこうしてニューヨーク・マンハッタンに住みながら、
毎日、四苦八苦している様を愚痴ブログにしていけば、
1日5回は更新するネタがあるのですが…。
そうではなく、
外を歩けば世界に向けていろんな情報を発信するこの大都会は本当に得るものが多いのです。

物価も教育も価値観もぶっ飛んでいるニューヨークですが、
家族みんな明るくバカポジティブに前を向いているので
マンハッタンのど真ん中でぷち貧乏暮しをしながらも楽しんでいます。

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マンハッタンの公園マップを手作りで作成

私達がニューヨークに来た時に「こんなものがあったらなぁ」と思ったのが、
遊具などの写真の入った公園の情報」と「公園だけに特化した地図」でした。
自分たちで足を運んでリサーチした結果を1つずつ写真付きでレポートしています。

マップ上のマーカーをクリックすると、公園の詳細ページが見れます。

そもそもマンハッタンってどこですか?というアナタへ

けっこう聞かれます。
ニューヨーク=マンハッタンなのか。州なのか市なのか。

ニューヨーク州はこんな形です。
その一番下の尖った部分にある島がマンハッタン島なのです。
詳しくはこちらのページで地図に出しながら説明しています。

マンハッタンの位置について

ニューヨークの治安

家族の事を思うと誰でもまず最初に気になるこの問題。
私の結論から言うとマンハッタン内はほぼ問題なく安心して暮らせます。
さすがは先進国アメリカのNo.1発展都市ニューヨークだけあって、整った設備、建物、アパート、マンションが存在します。ただし、あまりの物価の高さに少々妥協してしまってワングレード下げた場合、そうもなくなってしまうのが事実です。

続きはコチラ

ニューヨークの何が良い?

何かしらの発信源。常に新しい動きがある。

あと、日本でTVに映っている人、著名な人、とけっこう知り合いを介して普通に会えたりします。
日本でもコネがあればもちろん会えるのでしょうが、
自分からすると、このニューヨークに腰を据えていると日本であるはずの「枠」が無くなっているのかも?と思ったりします。

アメリカらしく、アメリカらしくない。

Time is money
時は金なり、でどのアメリカ人よりも自己主張の強いエリアです。
特にマンハッタンは、隣の人を踏み潰してでも上がっていこうとする営業マンなどたくさん見かけます。
響きは悪いですが、そこまでギラギラしている人が多いとこちらもけっこう感じるものがあります。
が、そういう人に限って週末はもろに家族に時間を費やして平日ぶっ飛ばすエネルギーを充電したりしているものです。 ワーク・ライフ・バランスを上手にこなせる人にはマンハッタン生活は家族持ちでも楽しいかもしれません。

どうやってニューヨークでの子育て生活を楽しむ?

可能な範囲で出歩く、街を散策する、公園にいっぱい行く

どの地でも、アメリカであれば、ノースダコタ州でもルイジアナ州でもミズーリ州でも、
一般的に田舎と言われる州でも初めてきたアメリカの土地であれば
最初はわくわくどきどき、普通のスーパーに行ってるだけで楽しいし
やたら大きな野菜、食べ物、飲み物だけで感動するものです。
ロサンゼルスよりもぱっと見が既に派手なニューヨークはそのインパクトが強いのはもちろんですが、
時間をかけて住んでもどんどん味が出てくると思います。
古き好きニューヨークと、絶えず進化し続けている発展都市(あと、バカみたいにお金が回っている街)なので
けっこうディープなところはディープです。

公園に行くだけで、いろんな人種がいて、
普段皿洗いをしているアルバイトの人もいれば、
ウォール街で1日100億とかのお金を動かしている人もいるのです。
そんな人がスーツや作業着でなく、週末のお父さんの格好で我が子と時間を費やしています。

これが公園だけでなくて、行く場所どこでもそうです。
日本と違って、目があったらどんどん話かけたら良いのです。
というか、うちの場合は親よりも先に子供が声かけたりしていますが。

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